第12回女性史のつどい 番外編 千田ハルさん「卒寿の絵本」―釜石艦砲射撃の記憶を伝える―  

千田ハルさんの本が届きました。AMAZONは早い!帯には「戦後70年。あの戦災を決して忘れてはならない」と卒寿の語り部が自費出版!」とあります。

千田ハル『あぁ、わが街に砲弾の雨が降る』

千田ハル『あぁ、わが街に砲弾の雨が降る』

「カンポーシャゲキ」って何?というひとのために解説すると、戦争末期に沖縄戦でも行われ、日本本土へは1945年7月14日釜石、7月15日室蘭、7月17日日立、7月29日浜松と立て続けに。そして日本屈指の製鉄所を持つ釜石は8月9日にも艦砲射撃を受け、「唯一二度も攻撃された」街になったのです。巨大軍艦から打ち出された釜石の艦砲射撃は遠く離れた大船渡でも「地震のように」響いたということです。千田さんは釜石製鉄所のタイピストでしたが、必死になって防空壕に逃げ込んだと書いています。釜石製鉄所は壊滅的な打撃を受けましたがそれだけでなく「市役所も病院もみんな被害を受け」「艦砲射撃で死んだ人は1000人余を超えました」とあります。

これは無差別攻撃です。今シリアやアフガニスタンで「IS掃討のため」といいながら一般市民を多数殺害し、難民化を引き起こしているのと同じではないでしょうか。70年前の記憶を鮮やかに再現し、「聖戦と信じた日本の戦争は、ひどい侵略戦争だったことがわかり、当時の自分の無知を思い知らされました」「この絵本は、はかり知れぬ命の犠牲の中から生まれた日本国憲法の戦争放棄をうたった精神と、その意義を改めて考えるきっかけになればと念願し」刊行したという千田ハルさんに万雷の拍手を送りたいと思いました。

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