「大和田葉子『桜』になる」の巻 

じつはこの報告はもっと前にするはずだったのですが、写真が手に入らなかったのと「カゼ騒動」のせいで書くに至らず、そのうちに熊本大地震が起こって、なんだかこんな華やいだオハナシを書くことにいささかの躊躇もあり(自粛したわけじゃないですよ!)、今日になりました。桜前線は今青森から北海道へとわたっていると思うので、ラストチャンスに一言。

フルートの大和田葉子さんは、大ベテランの今も「不思議な笛吹き少女」のおもかげそのままです。いきなり「札幌でコンサートをするけれど来ませんか?」とか「ワシントンのさくらまつりに出演するけれどこられません?」などというお知らせが飛び込み、目を白黒させるのですが、このたびはずっと近くの町田市内。「行く行く」とお返事して4月5日多摩センター駅へ降り立ちました。会場はいわゆる有料老人ホーム「コンフォートロイヤルライフ多摩」のロビーです。以前にもここでコンサートがありました。多摩丘陵を見下ろす広い高台に立つ美しいホームです。高級ホテル並みの豪華なエントランスに「とても我らには手が出ない」と思いつつ、でも車いすの方も少なくない聴衆のみなさんにある共感を抱いたことを覚えています。今回も同じ場所で、おりから窓の外は満開の桜。大和田さんはそれに合わせてピンクのドレスで現われ、一瞬室内が桜満開となりました。曲目も「亜麻色の髪の乙女」から「メヌエット」そして「カルメン幻想曲」まで親しみのある選曲で、みなさん楽しそう。終わるとすぐに別の会場に移動して、そこでは車いすの方も大勢加わり、手拍子を打つ方もいて、すっかり春の気配でした。

わたしが感動したのは、彼女がフルートを吹きながら聴衆のみなさんのなかを自在に歩き、車いすの方の前では膝をかがめて話しかける姿勢です。中には大和田さんの手を握り締めて離さない方もおられました。ときには会場から思いがけない人にあいさつさせたり、一緒に歌わせたりするハプニングも。おかげで「らいてうの米田さん」などと呼び出されてスピーチする羽目になったのはご愛嬌でしたが、この日のためにはるばる上田からやってきた上田らいてうの会の杉山さんなどはフルートに合わせてこれも桜にふさわしい「春のうらの隅田川…」ではじまる「花」を即興で歌うことに(でもいささかも動じないのが杉山さんらしいのですが)。そんなエンターテイナーとしても一流の、しかも人なつっこい彼女をいつからいてうの家でもご紹介したいと思ってしまいました。カメラを忘れ写真が撮れなかったので、終わってからの記念写真を頂いたのでこれで。どうもすみません。でもこれぞ窓の内外一体となった春のひと時でした。大和田さん、ありがとう。

桜満開。ならぶは、上田から駆けつけた杉山さんと青島さん。ワタシはうば桜を通り越して「散りはて桜」?

桜満開。ならぶは、上田から駆けつけた杉山さんと青島さん。ワタシはうば桜を通り越して「散りはて桜」?

 

 

カテゴリー: Uncategorized パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中