2016年らいてうの家オープン 

「らいてう生誕130年」「らいてうの家オープン10周年」の今年、らいてうの家がオープンしました。

天気予報では菅平方面は雪。見上げる山なみは、白く雪をかぶっていました。でも室内はペレットストーブが赤々と燃え、集まった方たちの熱気で、春たけなわの気分。いやいや外では半月も早くヤマザクラが咲き始め、記念のお茶席は「逝く春を惜しむ」と題して催されました。まずはプログラムをご覧ください。

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オープニングプログラム

オープンセレモニーと銘打った行事は年々地元のみなさんの企画で賑やかになるのですが、今年は二組ものご出演をいただきました。一つは真田の由緒ある山家神社を支える「山家雅楽会」のみなさんが総出で雅楽「豊栄の舞(とよさかのまい)」をご披露、地元の小学3年生のおじょうさんがあでやかな舞姿を見せてくれました。1941年、つまり日本が全面戦争に突入した年ですがこの年には「浦安の舞」というのが新しく創られたそうで、そのころわたしたちは山梨県の農村で暮していましたが、地元の神社でこれを舞うのは6年生の女の子と決まっていて、姉はその4人のなかに選ばれたことがあります。そのときわたしは2年生、「6年生になったらわたしも舞わせてもらえるかしら」と胸ときめかせましたが、6年生にならないうちに転校してしまい、夢はかないませんでした(居たとしても選ばれる保証はなかったと思います。なにせ競争率激甚ですからヨソモノにチャンスはなかったと思う。転校生の姉が選ばれたのは先生の「ヒイキ」だったのではないかしら)。話がそれました。「豊栄の舞」には祝祭の意味があるそうで、節目の年のオープニングにふさわしい曲でした。かわいい女の子の舞に横笛、笙、篳篥(ひちりき)、琴、尺拍子とおおぜいのおとなたちが正装して楽器を奏で、一幅の絵の趣でありました。

山家雅楽会のみなさん

山家雅楽会のみなさん

豊栄の舞その1

豊栄の舞その1

豊栄の舞その2

豊栄の舞その2

続いて「古事記」朗読がありました。だれでも知っている日本の太陽神アマテラスが弟スサノオの乱暴を怒って天の岩戸に隠れてしまい、天地が闇になってしまったのを、神々が知恵を働かせて岩戸を引き開けさせるくだりを、わかりやすい現代語訳で朗々と読み上げるという独演です。かつて古事記と言えば天皇神格化に使われたという拒否感が強い世代ですが、じつはアメノウズメが「ほと」もあらわに踊ったので神々がどっと笑った、というようなひとくさい描写もあることを知った戦後を思い出してしまいました。スサノオは高天原を追われるが「やまたのおろち」を退治して英雄となり、そこからオオクニヌシが生まれ、それが「大地動乱」の地震の話につながって行くのだから古事記は面白い。

古事記朗読

古事記朗読(背景は太安万侶の序文です)

いっぱいの聴衆

いっぱいの聴衆

 

 

 

 

 

 

お茶会の方はおなじみの石州流宮島社中。こちらは何の心得もないのに館長というだけで「正客」の座につかされ、へどもどしながらお茶をいただくのがせいいっぱいで写真を撮るどころではありませんでした。でもお茶碗には桜の花びらが散り、お菓子は朧月をかたどってあって「「逝く春」にふさわしかったこと、お茶もやわらかでほの甘く、たのしいひと時であったことを報告いたします。先生の宮島満里子さんは今や90歳、らいてうの家の「源氏物語」シリーズで有名な方でもあります。「いつまで続くかしら」といいながら今年も9月17日に。お茶会も予定とか。言い忘れましたが、らいてうの家には和室があって茶室にはなっていませんが床の間もあり、炉も切ってあって、何時でもお茶会ができます。今日の掛け軸やお花も茶席にふさわしいしつらえでしたが写真を撮れませんでしたのでお許しを。「流派を問わない」のがウリです。

それから恒例のコラボ弁当のお昼。朝5時起きして朝食抜きで新幹線に乗ったので、いつもなら食べきれないお弁当を全部食べてしまった。おかげで夜我が家に帰って来ても夕飯が入らないほど満腹しました。

地元のミニコミ紙やケーブルテレビの取材もあり、質問もあって忙しい一日でした。どこでも例の「あさが来た」の平塚明登場が話題になり、そのたびに「わたし、あのらいてう像に<異議あり>とブログに書いたのですが」と説明する羽目に。こりゃ、やっぱり「朝ドラのらいてう像異聞」の講座でも開かないと…と焦ってしまいました。

というわけで忙しい幕開けでした。みなさんがつれあいのことを心配してくださり、おいしそうなクルミのパウンドケーキやとれたてのこごみ、うどなどをお土産に持たせてくださる方、干した「馬ブドウ」を「お茶にすると体にいいよ」と持たせてくださった方など、やっぱり「欲張りバアサン」みたいになって無事帰宅しました。

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