続『たぁくらたぁ』と「太陽光発電」問題 

これから年賀状のお返事を書きそびれた方がたに「寒中見舞い」を出そうと思います。これだってうかうかしているとすぐ「立春」がきてしまう。おりから「60年ぶりの最強寒波」到来だそうです。それなのに月末に福島県白河のアウシュヴィッツ平和博物館へ行こうか、と思案中。国連が1月27日のアウシュヴィッツ解放の日を「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」としたのに合わせて、毎年行事があるのです(今年は1月29日)。じつは、この時期に15,000円で東日本鉄道全域乗り放題というきっぷが売り出されるから、というのが「不純な動機」ですが、白河までではモトが取れないから、ついでに新花巻から釜石まで行って三陸鉄道に乗り、大船渡へ行こうかななどと「本末転倒」の妄想にふけっています。でも、遠野のあたりで「雪女」ならぬ「雪ばあさん」にとりつかれて凍え死にするかもしれないから、やめるべきでしょうか・

閑話休題。昨日紹介した『たぁくらたぁ』の最新号の画像を紹介します。ついでに、そこに送った原稿7000字分からカットした部分を再録。これは編集長から「削って」と言われた分で、われながら「脱線」と自覚していたので了解したのですが、それを性懲りもなくブログに出すのだから、「脱線」を自覚していないのかしら。以下、引用です。

<遠回りであることを承知で、最近感じたことを二つ書きたい。一つはアメリカのノースダコタで、石油輸送のパイプライン建設事業が、先住民族スー族の反対で一時的だがストップしたという報道である。スー族はパイプラインが「聖なる水」と呼んでいる川の底をつらぬくことに対し、川水汚染の危険をふくめて自分たちの聖域をおかすことへの抗議行動を展開、全米の先住民族が応援して座り込みやデモが行われ、ついに一時ストップをかけさせたという。この工事は陸軍省の管轄だったが陸軍の退役軍人たちも反対運動に参加、「我々は長い間先住民族を差別してきた。その償いを」と訴えたという報道には心を打たれた。もちろんわたしたちの太陽光発電問題をスー族の闘いと同じにみることはできっこない。しかし、人間の歴史と生活の価値を問うことの意味を考えさせてくれるという意味で注目させられるニュースだったと思う。

もう一つは佐和隆光『経済学のすすめ』(岩波新書)を読んだことである。彼は経済学が「数学の奴隷」となり、哲学や文学・歴史などを含む「人文・社会知」をないがしろにしたことによって統計上の成果のみが問われるような堕落が起ったと批判「人文社会知を排斥すれば全体主義国家になる」と警告している。これも我田引水かもしれないが、太陽光発電問題には、気温が何度上昇するか、保水力を失った土地から溢れる水はどれくらいか、という数値的指標も重要であるが、同時にそこで暮し、いのちを再生産して行く人間(いや山に生きる大小の動物や野鳥や昆虫たち、野の花々たちも)と向かい合い、「自然とともに生きて行く」人間の精神を壊してはならないという側面があると思う。それが「人文社会知」だと思うのだが>

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『たぁくらたぁ』最新号(2016年秋号)

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