サクラは散り、『紀要』の原稿も書いたけれどまだ追いかけてくる…。

 

4月16日。我が家近くのサクラも、さすがに葉桜になりました。この10年間、いつもこの季節には『らいてうの会紀要』の原稿に追われておちおち花見もできませんでした。年1回刊行で今年は10号、毎号書いてきたことになります。4月15日締め切りに間に合わなくて連休明けになる常習犯でした。推敲のヒマもなく時には3万字も書くのですから、「書いても誰も読まない」と悪評ふんぷん。それでも未公表のらいてうの生資料を少しでも紹介したいと、せっせと書き込むのですから長くなるわけだ。しかも『紀要』発行を通じて「新しいらいてう像」の発掘を試みたことが評価されて第12回平塚らいてう賞受賞の光栄に預かったのですから、後へは引けない。

それにしても長ったらしいと反省して「ことしは短くする」と宣言したのですが、編集会議をやっているうちになんとなく「あれもこれも」わたしが書くことになり、気がついたら「昨年の記念事業の総括」「『らいてう資料』の概要―平塚らいてう賞受賞に寄せて」「あずまや高原太陽光発電問題について」と3つも書くことになり、合わせると結局2万字に。そのあいまにらいてうの会ニュースの原稿を書き、大船渡仮設住宅の文集づくりもやったのだから毎日10時間ぐらいパソコンにしがみついていたなあ。シンポの記録にも目を通さなくてはならなかったし。

おかげで夜はもう「鳥目」状態で、書く気力がなくなりました。スケートの浅田真央さんは「気持ちも体力も気力も出し切って」悔いなく引退されるそうですが、こちらは彼女の3倍以上も年取っているのにまだ不完全燃焼で、気力喪失してしまうのだから情けない。で、今年はせめて締め切りを守ろうと、ここ数日は半徹夜を繰り返しながら、ともかく書きました。編集ベテランのIさんが、ひとつ送るたびに「わかりやすいです」と励ましてくださるので、何とか支えられた次第です。

ところが一難去ってまた一難。この6月に社会臨床学会というところから、大会記念講演の要請を受けていましたが、その「講演趣旨」を4月20日までに書くように求められていたのです。だってまだ論旨がまとまっていないのです。そもそもおよそわたしともらいてうとも縁遠い学会がなぜ「平塚らいてう」に関心を持ってくださったのか?企画された委員の方にお会いして3時間くらい話し合い、戦争と暴力、差別、貧困に満ちた現代をどう乗り越えていくか、現代フェミニズムの問題からあの「やまゆり園」事件にまで話が及んで、少し決心がつきました。それは昨年の記念事業で取り組んだテーマにつながります。「だれも知らない」らいてうの実像を追って「異説らいてう論」をやろう、と。19-20日は、なんと福島第一原発ちかくまで見学ツアーに行くことにしたので、その前に書かなくては。400字では意を尽くしませんが、それも書きました。これから組み立てを考えます。

そして最大の難問は、昨年ついに手がつかなかった「新らいてう小伝」の小冊子(ブックレット)の作成です。らいてうの会が独自に作るのですが、なぜか本文は全部わたしが書くのだそうで。「個人の仕事ではないのだから委員が手分けをして書こう」と提案したのですが「お前が書かなければ出さない」とキョーハクされ、事実昨年はイベントや太陽光発電問題で走り回って書けなかったのです。でも、今年は第13回らいてう賞が決まった時点で前年度の受賞者が「研究発表」をするのが慣例です。それまでにどうしても書かねばならぬ。「打ち出の小づち」じゃあるまいし、「書け」と言ったら何でも書けると思っているのだろうか、と発狂したくなりますが…。ほんとうに自分で書きたい本は封印したままです。これで死んだらウラミが残るだろうなあ。

そこへまたいくつか原稿依頼がきました。それぞれのっぴきならないつきあいのあるところからです。大見得切った「女性文化賞」も取り組まねば、と今日は図書館へ他館の資料貸出依頼に行きました。このごろ一般の市民図書館では、高価な学術書は入っていないのです。ややこしい手続きをしてから「いつになるかわかりません」といわれ、そりゃ安請け合いしたら怒られるからそういうのでしょうけれど、がっかりさせるようなこと言わないでね、と八つ当たりしながら「お願いします」と頭を下げてきました。

人間、「忙しいのはいいこと」でしょうか?

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