福田次官辞任会見の「みっともなさ」と、任命権者麻生財務相の責任を問う  

前回お知らせした「財務省セクハラ調査」撤回要請署名は1日のうちに25.000人を超え、今も毎秒増えて30,000人に近づいています。もたなくなった福田次官は辞職を申し出たというので会見が行われましたが、その往生際の悪いこと。公開音声は自分かどうかわからないが、みんなが似ているというからそうかもしれないなんて、ふざけないでよ。財務省の調査では「お店の女性と言葉遊びしたことはある」と認めたのに、「お店の女性に対してもあんなことを言うのはセクハラ」と批判されるとたちまち「言った覚えがない」と逃げ、セクハラを認めての辞任ではないという態度です。セクハラ発言してないなら、なんで辞めるのさ。次官辞任ではなく、罷免されるべきでした。

それに、今日まで「相手の女性が名乗って出なければセクハラはないことにする」と被害者を恫喝した財務省文書の責任者麻生財務相はどうなるのでしょうか。「本人が辞めたいというから認めた」だけでしょうか。そもそも財務省が福田次官をかばったのは麻生氏への忖度であることは明明白白です。これでもあの人は大臣を辞めないのでしょうか。安倍首相は「彼を辞めさせたら自分もコケル」からかばっているだけです。こういう「男同士のかばい合い」が横行するんだよね。それが一国の政治を左右しているのだから許せないのです。

じつは4月15日に「9条改憲ノー」という集会に招かれたのですが、そこでわたしは「トランプ大統領が英仏を味方にしてシリアに105発もミサイル攻撃し、日本政府は直ちに支持の姿勢を示したことと、財務省事務次官のセクハラ問題に財務省あげて加害者をかばっていることとは、憲法改悪問題をめぐる重要な争点を浮き彫りにしている」と言いました。その報告は後でするとして、今や記者クラブも新聞労連も財務省に抗議しています。これをうやむやにしたら、ほんとに「女がすたるでえ」と言いたい。それにしても新潟県知事も「女性問題」で辞任です。せっかく原発反対の県民世論で選出されたのに、「複数の女性と自由恋愛」したみたいな言い訳は情けない。というより「原発反対」と「セクハラ」が同居する政治世界をひっくり返さなければ、ほんとうの民主主義は生まれないと痛感しました。

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