友あり、「土の恵み」遠方より来たる

茄子、ジャガイモ、インゲン,みょうが、オクラ、プルーン、りんご、にんにくも!

茄子、ジャガイモ、インゲン,みょうが、オクラ、プルーン、りんご、にんにくも!

P1070175  「花より団子」ではありませんが、今朝上田の友人から届いた宅急便には、秋のめぐみが満載でした。ジャガイモ、長茄子と丸茄子、オクラ、モロッコいんげん、みょうが、にんにく、そしてプルーンと真っ赤なりんご…。ほんとはナイショにしたかったけれどなんとマツタケも!「マツタケとりんご以外は全部我が家で採れたものです」と添え書きがありました。

彼女は毎年春先にマツタケ山を買って秋の収穫に備えるのだそうです。「これってバクチみたいなものでね、当たればもうかるけど、不作だとモトも取れないの」と教えてもらいました。今年は秋口に雨が降らず、「不作」の予感だというのに…。彼女が1年前にガンで余命わずかと宣告された弟のために、「初物だから」と贈ってくれた小さなマツタケのことを、今も忘れません。

じつは夫婦とも9月が誕生月なので、今日はどこかへ食事でもしに行こうかと思っていました。だってこのあと忙しく、9月が終わってしまうと思ったからです。でも、やめました。今夜は断然マツタケご飯です。なすは焼いてやはり彼女がつくってくれた梅味噌で。みょうがはおつゆに入れて、いんげんは胡麻和えにして、生きているものへの「施餓鬼」をしましょう。ああ、9月生まれは幸いなるかな。

『らいてうの家』を支えてくださるのは、こういう地元の方たちです。おやきは自慢の手練れが何人も、野菜のかき揚げや新米のおにぎり持参の方もいれば、「食べられるほおずき」を教えてくださる方も。わたし以上に忙しいのに畑でモグラが食べてしまうのと競争しながら育てたジャガイモを担いでくる方(じつはお連れ合い様の丹精だそうですが)、手仕事上手で端切れの小座布団をたくさんつくってくださる方、山野草に詳しくどんな道端の草にも名前があり花が咲くことを教えてくださる方、それどころか「マッサージ」の名手や、らいてうさんそこのけの「手を当てるだけで肩こりがなおる」と実演する方も。らいてうの森にはクマも出ますが、こういう面々と出会っていると、「人間と自然の一体化」を説いたらいてうが生きている実感がします。

それなのに、このごろくたびれているわたしは何だろう?トシのせいか、「やまんば」になりきれないからか…。考えさせられたひとときでした。T.Sさん、有難う。

カテゴリー: Uncategorized パーマリンク

コメントを残す